[00:12.158] 袖丈が覚束無い夏の終わり
[00:18.049] 明け方の電車に揺られて
[00:22.189] 思い出した
[00:24.694] 懐かしいあの風景
[00:31.416] たくさんの遠回りを繰り返して
[00:37.337] 同じような町並みが
[00:40.409] ただ通り過ぎた
[00:43.943] 窓に僕が寫ってる
[00:50.375] 君は今もあの頃みたいに
[00:53.287] いるのだろうか
[00:56.294] ひしゃげて曲がった
[00:57.822] あの自転車で走り回った
[01:02.188] 馬鹿馬鹿しい綱渡り
[01:05.182] 膝に滲んだ血
[01:08.386] 今はなんだかひどく虛しい
[01:18.220] どれだけ背丈が変わろうとも
[01:24.076] 変わらない何かがありますように
[01:29.962] くだらない面影に勵まされ
[01:36.308] 今も歌う今も歌う今も歌う
[02:00.224] 忙しなく街を走るタクシーに
[02:06.226] ぼんやりと背負われたまま
[02:10.413] くしゃみをした
[02:12.786] 窓の外を眺める
[02:19.788] 心から震えたあの瞬間に
[02:25.463] もう一度出會えたらいいと
[02:29.619] 強く思う
[02:32.121] 忘れることはないんだ
[02:38.660] 君は今もあの頃みたいに
[02:41.401] 居るのだろうか
[02:44.431] 靴を片方茂みに落として
[02:47.276] 探し回った
[02:50.394] (何があろうと僕らはきっと
[02:54.377] 上手くいく)と
[02:56.344] 無邪気に笑えた
[02:59.200] 日々を憶えている
[03:06.382] どれだけ無様に傷つこうとも
[03:12.238] 終わらない毎日に花束を
[03:18.107] くだらない面影を追いかけて
[03:24.388] 今も歌う今も歌う今も歌う
[03:36.541] 朝日が昇る前の欠けた月を
[03:42.560] 君もどこかで見ているかな
[03:48.564] 何故か訳もないのに胸が痛くて
[03:54.548] 滲む顔 霞む色
[04:04.673] 今更悲しいと叫ぶには
[04:11.545] あまりに全てが遅すぎたかな
[04:17.419] もう一度初めから歩けるなら
[04:23.683] すれ違うように君に會いたい
[04:29.518] どれだけ背丈が変わろうとも
[04:35.033] 変わらない何かがありますように
[04:41.133] くだらない面影に勵まされ
[04:47.350] 今も歌う今も歌う今も歌う
[04:59.490] 朝日が昇る前の欠けた月を
[05:05.525] 君もどこかで見ているかな
[05:11.297] 何もないと笑える朝日がきて
[05:18.321] 始まりは青い色