簡介:
プロファイル
名 前 虎の穴(とらのあな)
アーテイスト紹介
虎の穴(とらのあな)は、梶原一騎原作、辻なおき畫のプロレス漫畫およびアニメ作品『タイガーマスク』に登場する悪役レスラー養(yǎng)成機関。
設定
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プロファイル
名 前 虎の穴(とらのあな)
アーテイスト紹介
虎の穴(とらのあな)は、梶原一騎原作、辻なおき畫のプロレス漫畫およびアニメ作品『タイガーマスク』に登場する悪役レスラー養(yǎng)成機関。
設定
スイスのアルプス山中に本拠を置き、総本部には翼を生やした巨大な虎のモニュメント(魔神像)が建てられている。禿鷲の翼と、蛇の尾を持つ虎の姿は、「虎の強さ、禿鷲の翼、蛇の狡さと執(zhí)念」を意味する。 日本、アメリカ、インド、ブラジルなど、世界中のプロレスの盛んな國に支部がある。ちなみに日本支部は東京の「國際貿易センター」の中にあり、「國際蕓能/スポーツプロモーター?ミスターX事務所」を名乗っている。アニメ版第28話で「虎の穴」の契約書が映るシーンがあり、これによると「虎の穴」の正式名稱は「Tiger's Cave Wrestling Co., Ltd」。
「虎の穴」本部では、世界中からスカウトされた気が荒く腕っ節(jié)の強い孤児たちを地獄の猛特訓で淘汰し、「10年計畫」で強靭な悪役レスラーに作り上げてゆく。主人公?伊達直人いわく、そのトレーニングの過酷さは、前期5年半の基礎訓練の段階で全體の3分の2が死に、殘りの半分が再起不能になるほどで、これに耐えて生き殘った者はさらに恐ろしい地獄の特訓(例:素手でライオンと格闘させられる?後ろで巨大な丸いノコギリが回転しているベルトコンベアの上を走らされるなど)にかけられて、次から次へと死者が出続けることになり、10年後に生きて卒業(yè)出來るのはごくわずかだという。
その真の目的がどこにあったのかなど、組織の全貌は原作漫畫では明かされなかったが、アニメ版の放映時の設定によると、「虎の穴」は世界的な悪のシンジケート「虎」の一部門であり、「ラスベガスの1年間の収入に匹敵する利益」(ボス談)を上げている。シンジケート「虎」は悪役レスラー育成の他に、麻薬精製、ダイヤモンド鉱山の経営、各國要人の買収なども行っている?!富ⅰ工问最Iはイタリアのマフィアの大ボスといわれているが詳細は不明である。最後には、ミスターX(後述)によって人質にされたタイガーマスクのファンの少年を救出するべく単身本部に乗り込んだタイガーと、ジャイアント馬場?アントニオ豬木を筆頭とする全日本のレスラー代表6名の活躍によって、幹部達は全員逃走し、地獄の特訓を強いられていたレスラー達も全員解放されて、「虎の穴」本部は壊滅した(原作本第8巻による)。
名前の由來
原作者?梶原一騎命名の「虎の穴」の名前は、イギリス?ウィガンに実在した「ビリー?ライレージム」(カール?ゴッチ、ビル?ロビンソンら幾多の名レスラーを輩出)の通稱「Snake Pit」(蛇の穴)と、『後漢書』班超伝の「虎穴に入らずんば虎子を得ず」の故事に由來する。
「虎の穴」の掟
「虎の穴」出身のレスラーは常に殘虐非道な悪役としてのファイトしか許されない。彼らにとって相手を叩きのめしての反則負けは勝利であり、反則勝ちは敗北である。
「虎の穴」出身のレスラーはファイトマネーの50%を上納金として組織に納めなければならない。
これらの掟を破ると裏切り者と見なされ、他の「虎の穴」出身の刺客レスラーからリング上で恐るべき制裁(他のレスラーに対する見せしめも兼ねている)を受ける。たとえその刺客に勝ったとしても、刺客レスラーとの対戦は次から次へと組まれ、ほとんどが重傷を負わされて再起不能になるか、廃人になる。仮に一命を取りとめても、最後にはリング外での事故に見せかけて暗殺される。タイガーマスクも勿論それは知っていたが、彼は愛する子供たちを救うために、組織に上納する予定の金を「ちびっこハウス」の借金返済に使ってしまい、「虎の穴」の刺客から命を狙われることとなった。
アニメ版「虎の穴」
※ 下記で「アニメ版」とした解説は特筆の無い場合、アニメ第1作目に関する記述。
アニメ版獨自の設定として、虎の穴のボスは國籍不明のプロレスラーになっている?!副恕工蠠o類の強さをリングで発揮したが、あまりにも強すぎたため「デビュー後1年もしないうちに対戦相手がいなくなってしまい」「勝てることが分かり切っているプロレスを続けることがバカバカしくなり」「世界のマット界を裏から支配しようと」(以上ボス談)虎の穴を築き上げたとされる。のちに「彼」は覆面レスラー「タイガー?ザ?グレート」として伊達直人のタイガーマスクと戦っている。(詳細は後述)
「虎の穴」幹部
ミスターX(ミスターエックス)
聲 - 柴田秀勝
極東地區(qū)擔當マネージャー?!富ⅳ窝ā工吴煠螔黏蚱皮盲骏骏ぅ`マスク(伊達直人)を抹殺するため、次々と刺客の悪役レスラーを送り込む。
ストーリー終盤ではボスが直接指揮をとるようになり、プロモーターに配置転換される。
リング外でタイガーの命を狙うが、墓穴を掘る形で命を落とす。
ボス
聲 - 鈴木泰明
當初は姿を見せない謎の存在だったが、失敗続きのミスターXに業(yè)を煮やしタイガーマスク抹殺の指揮をとるようになる。
その正體は「虎の穴」の創(chuàng)設者で、かつては世界中を荒らしまくった天才レスラー(怪力?技?反則の3つを兼ね備えた「虎の穴」最強のレスラー=タイガー?ザ?グレート)。
赤いマスクの3人の支配者
「虎の穴」本部で世界各國のマネージャー達に指令を出す。
その正體は、「虎の穴」が生み出し、世界最強と恐れられながら忽然とプロレス界から姿を消した「幻の三人のタイガー(キング?タイガー、ビッグ?タイガー、ブラック?タイガー)」である。
マネージャー
マネージャー達は総勢7名で構成されており、世界中の各地區(qū)を擔當している。
ミスターY(ミスターワイ)
ミスターZ(ミスターゼット)
ミスターXと並ぶ「虎の穴」のマネージャー。「三人の支配者」亡きあと、両名ともボスから新たな支配者に任命される。
「虎の穴」出身の主なレスラー
タイガーマスク側
タイガーマスク
正體は伊達直人(主人公)。
ミスター不動
聲 - たてかべ和也
正體は大門大吾。アニメ版オリジナルキャラクター。
イエロー?デビル
聲 - 田中亮一
正體は高岡拳太郎。アニメ版オリジナルキャラクター。
正統(tǒng)派に転向後はケン高岡とリングネームを改める。
「虎の穴」の刺客
ブラック?パイソン(黒いニシキヘビ)
聲 - 加藤治
「虎の穴」が、タイガー?マスク抹殺のために送り込んだ最初の刺客。
來日直後、羽田空港で逃げ出した人食い虎を手刀一発で絶命させる実力を披露した。69人を病院送りにし、9人を再起不能にし、2人を殺したパイソン締め(胴締め)が必殺技。
獣人ゴリラマン
アフリカのジャングルでマウンテンゴリラに育てられた白人の少年を「虎の穴」が買い取り、レスラーとして養(yǎng)成した。
巨體のために飛行機に乗ることができず、檻に入れられたまま貨物船で來日。報道陣を招いてのデモンストレーションでは、乗客を乗せたバス5臺を鎖で引っぱった。巨體を利用した肉弾メガトン落としが必殺技。
タイガーマスクに敗れた後、彼の盡力でアメリカの人権団體によって身柄を守られ、再教育を受けることになった。
アニメではその巨體の描寫が原作以上に極端であり、場面によっては上背がタイガーマスクの4,5倍はあろうかというほどに巨大に描寫されている。
スカル?スター(どくろの星)
ミスターXの手引きで試合中に照明を落とし、ミスターシャドウとのタッグで対戦相手を叩きのめす。必殺技殺人パンチは対戦相手を10秒でマットに沈めたことがある。
正體はロッキー。伊達直人と同期で、訓練生時代、たびたび彼に危機を救われていた。
アニメでは伊達直人抹殺の指示を拒否したため、ミスターXに処刑される。
原作では、覆面リーグ戦に參戦。
ミスター?シャドウ(影の男)
リング下にひそみ、ミスターXの手引きで試合中に照明が落ちた後に、スカルスターとのタッグで対戦相手を叩きのめす。
正體はリコ。伊達直人と同期で、訓練生時代、たびたび彼に危機を救われていた。
アニメでは伊達直人を抹殺しようとし、誤って事故死する。
原作では、覆面リーグ戦に參戦。
ミスター?NO(のっぺらぼう)
タイガーマスク抹殺のため、ミスターXが企畫した覆面リーグ戦で來日。
異様に長い首に、目や鼻のない頭が乗る「宇宙人みたい(健太談)」な容姿。
実は、全身がビニールタイツに包まれ、頭には鉄球が入っているギミックレスラー。鉄球を使った強烈な頭突きで対戦相手を悶絶させる。
覆面リーグ戦で最初にタイガーと対戦し、敗北する。しかし、ミスターXは「ミスター?NOは、この中で一番弱い」と告げる。
ザ?ドラキュラ(吸血鬼)
覆面リーグ戦で來日。全身が剛毛に覆われ、ざんばら髪で悪鬼のような顔を隠している。
全身の剛毛は麻酔薬を仕込んだ注射針になっており、対戦相手を痺れさせた後、噛みついて血を吸う。
ザ?キングサタン(悪魔王)
覆面リーグ戦で來日。
原作版では、タイガーマスクの反則攻撃に簡単に敗れる。正體は「虎の穴」のコーチだった。
アニメ版ではライオンマンに叩きのめされ、素顔を曬して場外撃沈。
ゴールデン?マスク(黃金仮面)
覆面リーグ戦で來日。特殊ガラスで作られたアルカイックスマイルの仮面を著用。
仮面から発するサーチライトのように強烈な光で相手の目を眩ませ、ロープをもかみ切る強力な牙で相手を噛み裂く。
ザ?エジプトミイラ(反則王)
覆面リーグ戦決勝で、ライオンマンとのタッグでタイガーマスク&グレートゼブラ組と対戦。
古代エジプトのミイラそっくりのコスチューム。包帯の間に仕込んだ胡椒や眠り薬で対戦相手を翻弄する。
正體は「虎の穴」の反則専門の助監(jiān)督。
ザ?ライオンマン(百獣王)
覆面リーグ戦決勝で、エジプトミイラとのタッグでタイガーマスク&グレートゼブラ組と対戦。
取り立てて奇抜な技は有しないが、大人20人相手の綱引きに勝つ、桁外れの怪力が武器。タイガーマスクのコブラツイストに敗れる。
正體は「虎の穴」の総監(jiān)督。
赤き死の仮面(20世紀の吸血鬼)
彼がリングにあがると、その都市のプロレス人気はたちまち死に絶えると言われるほど、殘虐ファイトに徹したレスラー。2000種類の反則技を持つと言われ、名だたる悪役レスラーが彼の前ではすくみあがるほどだった。
タイガーマスクは彼との死闘の最中、我を忘れて大反則を犯してしまい、勝負には勝った形だが、心に深い絶望感を抱くことになった。
タイガーに敗れた後、原作では多數のレスラーによる集団リンチによって「処刑」された。アニメでは「虎の穴」本部で、奴隷のような身分に落とされ「地獄の重労働」にあえいでいる姿が確認されている(この時、素顔も曬されている)。
ミスター?カミカゼ
もともとは「虎の穴」出身ではなく、空手を學んだ正統(tǒng)派レスラーだったが、やがて表舞臺を追われ、虎の穴の息のかかったパリの賭博プロレスで活躍していた。
タイガーと戦い敗れるが、その戦いの中で友情を結び、彼の助力を得て地下プロレス界から脫出する。ウルトラ?タイガー?ブリーカー(原作ではフジヤマ?タイガー?ブリーカー)の最初の犠牲者でもあった。
アニメ版では「虎の穴」とのつながりはなく、ロスアンゼルスのリングでタイガーマスクと対戦。のちに東京でも再戦を果たしている。
猛牛サムソン
スペインを拠點に活躍するヨーロッパ王者。赤き死の仮面との対戦後、海外で武者修行するタイガーマスクと、モナコの船上リングで対戦。
原作版のみ登場
ザ=マップ=マン(地図男)
地下プロレスにあわられたタイガーの実力を調べるために対戦した全身傷跡だらけの巨漢。
得意技はベアハッグ。
反則攻撃でタイガーを追い詰めるも、パイルドライバーのダメージで先に倒れて敗れる。
アニメ版では「虎の穴」とは無関係で、ヨーロッパを武者修行するタイガーマスクとドイツで対戦した。
ザ?ジャングル?キング
大蛇を引き連れたアフロヘアーのレスラー。
相手を絞め殺すほど威力のあるヘッドロックとヘッドバットが得意。
アニメ版には登場しないが、類似したキャラクターの「ジャングル?コブラ」というレスラーが登場する。彼は「虎の穴」とは無関係。
偽タイガーマスク
オリジナルと瓜二つのマスクとリングコスチュームで、アメリカのプロレス界に登場した。唯一、伊達直人のタイガーマスクと違うのは、マスクの虎の牙がプラスチック製の飾りでなく、兇器としても使える鉄製のものになっていること。
タイガーマスクの名を貶めるために悪役として暴れまくり、やがて本物ともデスマッチで戦い、敗れた。
正體は伊達直人の虎の穴での先輩キム。
伊達直人は、死闘の最中「反則に反則で応じてしまった」ことで、「もう本物もニセモノもない」と絶望する。
サイクロン=ガストン
タイガーがミラクル3に敗れた後、その王座に挑戦するため來日した片目の白覆面レスラー。王座防衛(wèi)戦でタイガーが現れたことにより挑戦権を巡ってタイガーVSサイクロン=ガストン戦が臨時で決まる。
ラフファイトを得意とし、猛特訓で疲れ切っていたタイガーを終始押していたが、タックルをかわされ逆さまに場外に落ちてリングアウト負けを喫する。
この試合でタイガーは新必殺技タイガーVの片鱗を見出す。
アニメ版では「虎の穴」とは無関係。一覆面レスラーとしてタイガーマスクに挑戦する。
アニメ版のみ登場
ストロング?アーム
正體は「虎の穴」コーチの鉄腕ジョー。訓練生時代の伊達直人と大門大吾には目をかけていた。
得意技は強烈なジャイアントスイングで、対戦相手をコーナーポストにぶつける。
タイガーマスクに敗れた後、必殺技を持たない彼の弱點を指摘し、必殺技の重要性を説いた。
飛行機搭乗前に、ミスターXによって手荷物に時限爆弾を仕掛けられ、直接の描寫はないが、死を暗示させる演出で、ストーリーは締めくくられている。
シャーク2世
「虎の穴」の鬼コーチだったが、殘忍な反則技を見せるヒールとしてデビュー。
ワールドリーグ戦の決勝戦に進出したタイガーマスクを倒すため、ミスターXとともに対戦者ビル?ヘラクレスを脅迫し、ゴムマスクを利用して彼と入れ替わる。試合中にタイガーのバックドロップでゴムマスクがずれ、正體がばれて撃沈。
ザ?ミラクルズ
タイガー?マスクの技を研究するために「虎の穴」が送り込んだスパイレスラー。お互いの片腕の先が結合したシャムの雙生児として生まれ、手術で切り離した腕に(義手のインプラントを兼ねた?)強化骨を埋め込んでいる。
雙生児特有の一種の霊感による意思疎通で、対戦相手の攻撃をかわす。
ブラック?パンサー
ザ?ミラクルズの助力でタイガーマスクの技を研究し盡くして対戦した?!富ⅳ窝ā工摔险浃筏ふy(tǒng)的な技巧派レスラー。
タイガーに敗れた後、赤き死の仮面らとともに地獄の重労働を強いられることとなった。
ナチス?ユンケル
本名ハンス?ストライザー。ドイツのハンブルク出身。
新生虎の穴の第1期生で、高岡拳太郎(イエローデビル)、チャキル?ランパーファー(キングジャガー)と同期。幼少時に両親を交通事故で亡くしている。
血気に逸るあまり、「虎の穴」の指示を待たず獨斷でタイガーマスクと対戦し、完敗。ミスターXにより、交通事故(轢き逃げ)に見せかけて処刑される。
キングジャガー
本名チャキル?ランパーファー。タイ出身。
新生虎の穴の第1期生で、高岡拳太郎(イエローデビル)、ハンス?ストライザー(ナチス?ユンケル)と同期。貧しさと差別に苦しんだ幼少時の體験から、貧しさにあえぐ人々を憎んでいる。
タイガーマスクとの対戦を前にして、交通事故からおでん屋の屋臺を炎上させてしまい、弁償のために虎の穴に上納すべきファイトマネーに手を付けてしまう。グローブを用いたタイ式キックボクシングでタイガーマスクと渡り合う。
ビッグ?タイガー
赤いマスクの支配者たちの正體であり「幻の三人タイガー」の一人。恐るべき怪力の持ち主。5両の列車を36mも引っ張った「怪力アトラス」というレスラーと手四つに組み、一歩も引かなかったという伝説を持つ。
ブラック?タイガー
赤いマスクの支配者たちの正體であり「幻の三人タイガー」の一人。変幻自在のスピードの持ち主。大門大吾は「密林を駆ける虎さながらのスピードを持つ」と評している。
キング?タイガー
赤いマスクの支配者たちの正體であり「幻の三人タイガー」の一人。ビッグの怪力とブラックのスピードを併せ持つと言われ、反則攻撃を得意技とする。「幻の三人タイガー」の中でも最強のタイガー。
ピラニアン
プールデスマッチでタイガーマスクと対戦。プールの水中にピラニアを放し、タイガーマスクを襲わせた。自らはスーツにピラニアよけの薬を塗っていたが、その薬をタイガーマスクに寢技によって剝ぎ取られ、自らがピラニアの餌食になった。
原作では、世界悪役ワールドリーグ戦への參加レスラーとして登場。
ローン?ウルフ
カナダの山中でハイイロオオカミに育てられた狼男。「虎の穴」では高岡拳太郎の後輩にあたる。
ゴリラマンに類似した設定であり、ミスターXによって「知能は幼児並み」とまで言われているが、自動車を運転するなどゴリラマンよりよほど人間らしい。鋭い爪と牙でタイガーマスクを噛み裂こうとする。
ミラクル3(ミラクルスリー)
アニメでは、ボスが試合勘を取り戻すため、またケン高岡(高岡拳太郎)とタイガーマスクにリング上からプレッシャーを與えるための仮の姿として登場。
奇跡的なパワー?スピードで外人レスラーを圧倒し、タイガーマスクとケン高岡に無言のプレッシャーを與えた。
原作では、世界悪役ワールドリーグ戦への參加レスラーとして登場。正體は3人1役で、それぞれパワー、スピード、反則を得意とする者が、同じコスチュームを使い、入れ替わっていた。
タイガー?ザ?グレート
ボスの正體で「虎の穴」最強最後のレスラー。胸にはドクロとナイフの刻印が施された、不気味な白虎のコスチュームを著ている。
ミラクル3としてケン高岡に挑戦。試合開始直前に正體を現し、ミラクル3の時は封印していた殘忍な反則技のオンパレードでケンを血の海に沈める。タイガーマスクとの最終決戦でも凄まじい反則攻撃で荒れ狂い、タイガーマスクを死の寸前まで追い込んだ。
しかし覆面が破れ、正體を明かされてしまい怒りに燃えた伊達直人の壯絶な反則攻撃に逆に打ちのめされる。最後は照明に逆さ吊りにされ、重みに耐えかねて落下した照明の下敷きとなり死亡。「虎の穴」は崩壊した。
回想やデータのみに登場
覆面サムソン
ミスターXが初登場した時、虎の穴への上納金を滯納したタイガーマスクを脅迫する場面で語られた。
虎の穴への上納金を滯納したため、リング上で頭ばかりを攻められる。最後は発狂して列車に飛び込み、死亡。
その後もタイガーマスク(伊達直人)が虎の穴の刺客に怯える場面で、繰り返し悲慘な死が描かれている。
名稱はアニメ版のもの。原作版では「あるレスラー」として、直人の口から語られる。
サタン
覆面サムソンと同じく、ミスターXの初登場時に彼の口から語られた。
上納金を滯納したため、制裁を受ける、リング上で腹ばかりを攻められ、內臓が破裂して死亡。
名稱はアニメ版のもの。原作版では「あるレスラー」として、直人の口から語られる。
覆面リーグ戦のキング?サタンとは別人。
足ばかりを攻められ、入水自殺したレスラー
同じく、ミスターXの初登場時に語られた(原作、アニメとも)。
原作では、直人の口から語られる。
ドラゴンマスク
虎の穴の支配者たちが、覆面リーグ戦への參加レスラーを選考する場面で登場。メキシコを拠點に連勝を続けている。
スケジュール的には覆面リーグ戦への參加は可能だったが、過去にタイガーマスクと対戦して敗れているため、參加は見送りとなった。
アニメ版のみ登場。
その他
虎の穴本部の大ホールに掲げられた、パネル寫真のレスラー(幻の3人タイガーなどの超強豪)。
ミスターX所有のファイルに掲載されているドクロマスク、G-SS2、M-ZOなど。
虎の穴の雇われレスラー
幻の三人のタイガーを失い、組織が弱體化した「虎の穴」は、世界中の悪役レスラーをスカウトしてタイガーマスクに刺客として差し向けた。
原作版では、彼らの多くは「虎の穴」の企畫した世界悪役ワールドリーグ戦の參加レスラーとして描かれている(ピラニアンとミラクル3も參加)。
ユニバーサルマスク
リングを金網で囲った「金網デスマッチ」でタイガーマスクと対戦。ロープと金網を利用した空中戦を得意とし、タイガーマスクを苦しめた。対戦中にタイガーマスクの頭上に乗り、その覆面を口元まで剝いでいる。
正體はドイツの體操選手だったマーク?ストロハイム。
ジキル?アンド?ハイド
『ジキル博士とハイド氏』そのままにクリーンファイターから兇器を多用する反則魔へと豹変して、対戦相手を叩きのめす二重人格レスラー。
正體はアメリカの正統(tǒng)派レスラーとして子どもたちのあこがれだったデューク?シャープ。反則レスラーに打ちのめされる悔しさから、時折ジキル?アンド?ハイドに変身して憂さ晴らしをしていた。
デビル?スパイダー
地上10mの高さに設営したクモの巣狀のリングで戦う「スパイダー?ネスト?デスマッチ」でタイガーマスクの首をねじ切ろうとした。
正體はサーカス出身のレスラー、キロ?マレー。
アニメ版では「幻の三人のタイガー」と並ぶ実力者として、ボス自らがニューヨークでスカウトした。正體については明かされていない。
ゴルゴダ?クロス
原作版のみに登場。キリストを処刑したゴルゴダの十字架のように「すべての正統(tǒng)派レスラーを処刑する」と豪語する。
リング上に無數の釘を備えた十字架を據え付け、リングを鉄條網で囲った「鉄條網デスマッチ」でタイガーマスクと対戦。動物の血を入れた袋を隠し持ち、それを試合中に破裂させて大量出血したように見せかけ、相手がひるんだ隙に叩きのめす。
バイキング?キッド
原作版のみに登場。ノルウェー出身で「海賊の子孫」を自稱する。
海上にリングを浮かべたデスマッチでタイガーマスクと戦う。水中での戦いを得意とし、水に手足を取られて動きの鈍った相手を溺れさせる。
続編作品における虎の穴
タイガーマスク二世
タイガーマスク二世こと亜久竜夫(ちびっ子ハウス出身)は、「初代タイガーマスクである伊達直人の遺志を継ぐべく、自分の意思で虎の穴に乗り込んでレスラーとしてのテクニックを身につけた」と語っている。
タイガーマスク二世と戦うのは、虎の穴ではなく「宇宙プロレス連盟」という組織?;ⅳ窝à丐巍弗榨ˉぅ去蕙桐`半額の上納金制度」がどうなったのかなどは不明(アニメ版においては、第1話以前に亜久達夫らによって壊滅している)。
タイガーマスク?ザ?スター
「USW」(ニューヨークを拠點とする地下プロレス組織)のレスラー養(yǎng)成ジムが「虎の穴」という設定だった。タイガーマスク?ザ?スターこと紅血勇児は、やはり「虎の穴」出身で、最終話ではかつての恩師と死闘を演じている。
タイガーマスクW
現代(21世紀)のプロレス界で他団體を潰しまくる悪名高い団體「GWM(グローバルレスリングモノポリー)」を影で操る「黒幕」の組織として、“虎の穴”が登場。過去の“ 虎の穴 ”と同一の組織かどうかは不明。
本作には「二世」同様“虎の穴”で修行を積んだレスラー「タイガー?ザ?ダーク」が登場するほか、アニメ第1作目オリジナルキャラクター?「高岡拳太郎」(元イエロー?デビル)と、その姪も登場する。高岡は縁あって若手レスラー?東ナオトを新?タイガーマスクとするべく自らの手で鍛え上げる。
社會への影響
『タイガーマスク』はアニメ化(1969年から1971年)され大ヒットしたため、「選手達を(猛特訓で)養(yǎng)成する所」の代名詞として「虎の穴」が広まった。
実在の初代タイガーマスクの佐山聡が「タイガージム(後にスーパータイガージム)」を運営してた際、別名で「虎の穴」とも呼ばれていた、現在も佐山が主催している「掣圏真陰流道場」がそう呼ばれる事もある。
以下のような事例があり、影響を及ぼしている。
「とらのあな」という、漫畫関連商品を扱う同人ショップもある。
阪神タイガース2軍の本拠地である阪神鳴尾浜球場とその隣に設置されている球団寮(虎風荘)などの施設一帯には「タイガース?デン(Tigers Den)」という愛稱が付けられている(Denは『洞穴』の意味)。なお、當初は『虎の穴』とも読める「タイガー?デン(Tiger Den)」であったが、後にタイガー魔法瓶が商標登録していたことが判明したため、2003年に現名稱へと変更した。